札幌の日々、料理、勉強中のデジタル家電など。
ひさびさに、映画館に行った。
ひとりで思いつくままに映画を観に行くのが、趣味だった時期もある。原点回帰(?)だ。
豊川悦司も、薬師丸ひろ子も、特別にファンというわけではないが演技や存在感が好きなのである。
それからこの映画の「日常に感謝できるっぽい触れ込み」にほだされて、鑑賞に至った。
「今度は愛妻家」である。
http://www.kondoha-aisaika.com/
公式サイトもさらっとしかみなかったし、レビューもほとんどみなかったはず。
レビューには途中からシリアスになる、ある秘密が隠されている、とは書いてあったけど、妻が死んでるってのは全然考えつかなかったなー。そういえばシックスセンスも気づかなかった気がする! あれだけブルースウィリスがのっけから忠告してたのに!笑
観る人が観たらバレバレの前半なのに全然気づかなくて、妻を撮った写真の現像中に、やっとわかったなぁ。
元々戯曲であるこの物語のなかには、この現像シーンはないらしい。
さっき撮ったばかりの写真に妻が写ってなくて、夫が涙を手で拭ってる。観客全員が気づく瞬間だ。
妻が死んでることをわかっていながら夫はあんなに普通に過ごしてたとは。普通というかダメ夫過ぎというレベルで。
現像後、二階のベッドに腰かけてる妻の横で夫が、「お前さぁ。なんで死んじゃったの?」と言う。
たぶんこのせりふだけだったら、もっとこの物語らしかったんじゃないかな。現像シーンで気づかせるのもたしかに映画らしくて良かったんだけど。
そう、ほんと、これからがあるから、今はこのままでもいいやって、みんながみんな周りの人全員に思ってると思う。
言い換えると、今は年齢であったりとか立場・経験などがあって、話そうとしても噛み合わなかったり全然わかりあえないこともあると思うから、見逃して、時期が来たらまた二人話し合えることを楽しみに生きてることだってあるのだと思う。
そう思って今言わないこともたくさんあるけど、意外と人って死んじゃったり、二度と会えなくなったりするんだよねえ。
この映画では、妻は死んでからも夫の元に一年間残って、夫大丈夫かなあと見守りつつ、最後にやっとこさ愛の言葉を貰って、あの家から去ることができました。
夫も夫で、妻が死んでから相当落ち込んでいたにも関わらず、本人に言葉で感謝を伝えるまでには一年かかってしまった。
日本の夫婦の現状ってそんなかんじ、っていうのを作者は伝えたかったのかな。
現実では死んだ人と会話はできないし、言葉を投げたときの表情も見る事はできないけど、死んだ人への感謝の気持ちは、極力表現しなきゃいけないんだと思う。
そこに居なくても、想っていかないとね。
ラストのクリスマスツリー前での夫と妻のシーン。
「おれはお前が"いるだけで"毎日楽しかったんだ」
「お前がこんなに早く死ぬとは思わなかったんだよ」
映画の冒頭では微妙に耳になじまなかった豊川悦司のせりふまわしがなんともうますぎて…。
薬師丸ひろ子の返答せりふも「ありがとう」しかないだろうなーと思ったけど、その「ありがとう」がやっぱりかわいくて。
「あなたがそんなに私を愛してたなんて、知らなかった」
そうだよねえ…。
やっぱり妻ってものは、言葉にしてくれないとわからないものなんですよな。
このシーンではその他せりふがいくつかあるんだけど、良いでっせ。二人とも、うますぎまっせ。演技力ってのももちろんなんだけど、大きいのはその「存在」なんだよなあ。ほんといいです。
リアルタイムで観られて良かった一本です。
その他…
石橋蓮司:まさかのカマキャラ、エンドロールを三度見してやっと気づいたが…本職かと思った、うますぎる
濱田岳:今まで知らなかった、普通にうまい
城田優:必要ではないが一度ラジオを聴いた事があるのでがんばってほしい(ラジオに弱い私)
井川遥:良く出ていたころと印象が違う、しゅっとした美女
水川あさみ:出始めの頃はサバサバとしたところが好きだったがその後についてはゴリ押しでは…? と思わざるを得ない。本作でも無駄にうるさく浮いているという印象以外なし。しかしレビューは押しなべて高評価であるので、これでいいのかなーと自分を納得させた
10年ぶり2度目くらいのファクトリー
サッポロの★モチーフが好き
大通から徒歩15分、雑貨~食品まで品揃えもなかなか
女性一人もわりと居た「今度は愛妻家」
映画の日で1000円
ひとりで思いつくままに映画を観に行くのが、趣味だった時期もある。原点回帰(?)だ。
豊川悦司も、薬師丸ひろ子も、特別にファンというわけではないが演技や存在感が好きなのである。
それからこの映画の「日常に感謝できるっぽい触れ込み」にほだされて、鑑賞に至った。
「今度は愛妻家」である。
http://www.kondoha-aisaika.com/
公式サイトもさらっとしかみなかったし、レビューもほとんどみなかったはず。
レビューには途中からシリアスになる、ある秘密が隠されている、とは書いてあったけど、妻が死んでるってのは全然考えつかなかったなー。そういえばシックスセンスも気づかなかった気がする! あれだけブルースウィリスがのっけから忠告してたのに!笑
観る人が観たらバレバレの前半なのに全然気づかなくて、妻を撮った写真の現像中に、やっとわかったなぁ。
元々戯曲であるこの物語のなかには、この現像シーンはないらしい。
さっき撮ったばかりの写真に妻が写ってなくて、夫が涙を手で拭ってる。観客全員が気づく瞬間だ。
妻が死んでることをわかっていながら夫はあんなに普通に過ごしてたとは。普通というかダメ夫過ぎというレベルで。
現像後、二階のベッドに腰かけてる妻の横で夫が、「お前さぁ。なんで死んじゃったの?」と言う。
たぶんこのせりふだけだったら、もっとこの物語らしかったんじゃないかな。現像シーンで気づかせるのもたしかに映画らしくて良かったんだけど。
そう、ほんと、これからがあるから、今はこのままでもいいやって、みんながみんな周りの人全員に思ってると思う。
言い換えると、今は年齢であったりとか立場・経験などがあって、話そうとしても噛み合わなかったり全然わかりあえないこともあると思うから、見逃して、時期が来たらまた二人話し合えることを楽しみに生きてることだってあるのだと思う。
そう思って今言わないこともたくさんあるけど、意外と人って死んじゃったり、二度と会えなくなったりするんだよねえ。
この映画では、妻は死んでからも夫の元に一年間残って、夫大丈夫かなあと見守りつつ、最後にやっとこさ愛の言葉を貰って、あの家から去ることができました。
夫も夫で、妻が死んでから相当落ち込んでいたにも関わらず、本人に言葉で感謝を伝えるまでには一年かかってしまった。
日本の夫婦の現状ってそんなかんじ、っていうのを作者は伝えたかったのかな。
現実では死んだ人と会話はできないし、言葉を投げたときの表情も見る事はできないけど、死んだ人への感謝の気持ちは、極力表現しなきゃいけないんだと思う。
そこに居なくても、想っていかないとね。
ラストのクリスマスツリー前での夫と妻のシーン。
「おれはお前が"いるだけで"毎日楽しかったんだ」
「お前がこんなに早く死ぬとは思わなかったんだよ」
映画の冒頭では微妙に耳になじまなかった豊川悦司のせりふまわしがなんともうますぎて…。
薬師丸ひろ子の返答せりふも「ありがとう」しかないだろうなーと思ったけど、その「ありがとう」がやっぱりかわいくて。
「あなたがそんなに私を愛してたなんて、知らなかった」
そうだよねえ…。
やっぱり妻ってものは、言葉にしてくれないとわからないものなんですよな。
このシーンではその他せりふがいくつかあるんだけど、良いでっせ。二人とも、うますぎまっせ。演技力ってのももちろんなんだけど、大きいのはその「存在」なんだよなあ。ほんといいです。
リアルタイムで観られて良かった一本です。
その他…
石橋蓮司:まさかのカマキャラ、エンドロールを三度見してやっと気づいたが…本職かと思った、うますぎる
濱田岳:今まで知らなかった、普通にうまい
城田優:必要ではないが一度ラジオを聴いた事があるのでがんばってほしい(ラジオに弱い私)
井川遥:良く出ていたころと印象が違う、しゅっとした美女
水川あさみ:出始めの頃はサバサバとしたところが好きだったがその後についてはゴリ押しでは…? と思わざるを得ない。本作でも無駄にうるさく浮いているという印象以外なし。しかしレビューは押しなべて高評価であるので、これでいいのかなーと自分を納得させた
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